3人のソプラノ歌手のコンサート
2007年 10月 20日
黒い空にいくつかの白い雲。そしてきれいな半月。ちょっといい感じ。
さて、昨日遠路はるばるサントリーホールへ行ってきました。
よほどの事がない限り行きません。だって行きにくいのですもの。
地下鉄銀座線の溜池山王が出来てずいぶんと楽にはなったけど。
行く時は知り合い関連。
今回も友人の鍋島佳緒里さんがピアノ伴奏するというし、それだけではなく、講師の先輩が若い時から鍋島さんをご存知で「彼女のピアノ大好きなのよ」という二つの条件が揃ったから行くことにしたのね。
仕事もない日なので雨の心配は出掛ける時にはなかったので着物着ていってきましたよ。
では後ろ姿を。
ブルーのサメ小紋に白に墨色で模様が書かれている帯。デブが分かる!
写真撮る時の角度にきおつけよっと!(痩せようと言わないところがね)
前はこんな感じ。襦袢の襟に芯を入れ忘れたから少しよれてます。失敗!
いつも時間ギリギリで飛び出していくから詰めが甘い!
今年はこれで4回目の着物なのと名古屋帯だから25分くらいで着れたかな。
で肝心のコンサート。
二期会週間の第6夜。
3人の全然個性の違うソプラノ歌手がアメリカの歌を歌う「虹をこえてアメリカな夜」というタイトルのコンサート。年齢も若手・佐橋美起さん、中堅・竹村靖子さん、大ベテラン・藤井多恵子さん。藤井さんは悠に70は越えていらっしゃる。でもアメリカでオペラの主役を数多くされ、大学でも教えていらしたすごい方。
22曲の伴奏を鍋島さんはひとりでなさったの。
伴奏譜がないものも多く、編曲からされたみたい。
ダニーボーイ、埴生の宿、南米の歌、黒人霊歌、そして映画音楽、ミュージカル音楽、ガーシュインの作品、と私でも知ってる曲が多くてとても楽しめました。
クラシック歌手が歌う「マイファニーバレンタイン」なんか初めて聴きました。ジャズバラードだからコード進行はジャズしてるしアドリブもあるんだけど、品よくまとめてるアドリブ。鍋島さんはジャズが大好きだから今回のようなプログラムの伴奏には適任!
佐橋さんは「ウエストサイド」のマリアをやられた事があるとかでなかなか表情豊かに歌っていらしたとおもうのね。去年かな、ブロードウエーから来たウエストサイド見に行ったけれどイメージぴったりでしたもの。
わたし「ウエストサイドストーリー」大好きなの。
伴奏もすご〜く大変そうでした。竹村さんはソプラノなんだけれど低音も素敵で「Deep River」はとても感動しちゃった。
3人で歌う時、ひとりがソロで歌って次の人に、という時声域によって転調していくのね。作曲家だからそういうのにもすぐ対応できちゃうのよね。わたしなんかオタオチャしちゃうもの。
でもほんと楽しかった。ばりばりのクラシックでなくて良かった!
ジャズとクラシックの融合ですから。
音楽とダンスがピッタっと決まっているし、音楽もいいしね。
聴くだけでもいいですよね。
でも申し訳ないけれど劇団四季のは行きません・・・。
偏見かもしれないけれど。
竹村さんはちょっと黒人っぽい感じありますよね。ソプラノの方とは思えない低音の良さが。
もともと好きな曲だから、余計に感じたかもです。
同行のS先生に着物姿びっくりされちゃった!
よそ行きの洋服ないの、だから着物なのって。
着物って10年前のものでも着れるものね。
後ろさきちんとブローしておけばOK。